のりのりのびのび~

おっつぁん44歳が日々の出来事等を綴ります〜

彼自身による ロラン・バルト / ロラン・バルト著

構成・章立てが秀逸!

そこから多くを学ぶ~

 

 

備忘メモ〜

 

・アルファベット

 

彼は、語を定義することをせず、断章に名をつける。

彼は、辞書のまさに逆のことをする。

語から言表が流出するのではなく、そのかわりに言表から語が出てくるのだ。

 

語彙表から、私はそのもっとも形式的な原理だけを取り入れる。

すなわちそれを構成する諸単位の順序だけである。

ところがその順序もとんだ害を生むことがある。

その順序がときには意味効果を発揮してしまうのだ。

 

そこで、もしそれらの効果が望ましいものでない場合は、

アルファベットをこわして、もっと上位の規則に頼らなければならない。

それは、分裂の規則、意味が凝固するのを防ぐ、

という規則である。

 

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